己に克て 剣道 高鍋 進

『己に克て 剣道』　高鍋　進

2006年、僕はプレスとして剣道世界大会に居た
開催場所は台湾は台北。

そこで、観光気分で浮かれていた僕の気持ちは
ガラスのごとく砕け散る歴史的瞬間を目撃した。




宗家日本が剣道世界大会で歴史的敗北を喫したのであった。



僕は当日、高鍋選手からは『負』のオーラを感じていた。
試合前の彼はどこか、無理やり落ち着こうとしている
ソワソワした動作が、僕は妙に気にかかっていた。
いざ、試合が始まると戦いに、その浮いた感じが出ていた。
団体戦で、彼の所で流れが変わる（悪い意味）

僕は、日本チームのベンチ裏で直感的に感じていた。



イヤな予感は見事的中。
日本チームはアメリカに負けた。
日本代表が初めて負けると言う
歴史が動いた瞬間だった。
確かに、誤審は有った事は否めないが、
高鍋選手は打たれた。

歴史的敗北から、高鍋選手の克己心を描いた作品

剣道に限らず、スポーツをなさっているお子様にも
良い影響を与える作品だと思います。

その後、高鍋選手は、2010/2011と全日本剣道選手権
を、見事連覇。






青柳畳店は明日も真心込めてpray for japan