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毎日新聞掲載、 [畳バッグ]

今日は毎日新聞さんに掲載頂きました!


下記本文

◇東京・日本橋三越でお披露目

 「畳文化の再興」を目指す銚子市の畳職人、青柳健太郎さん(36)が、国産イグサの畳表を使った高級カバンや小物の製作を始めた。帆布と牛革を合わせた「本物」志向。「和座一針(わざいっしん)」のブランドで、東京・日本橋の三越本店でお披露目し、注目を集めている。
 銚子市で大正年間に創業した畳店の四代目。地元で父と営業する傍ら、東京のデザイン会社に勤務した経験を生かしてピンクや藍色の染め畳を企画したり、米国の見本市に畳の創作家具を出品するクリエイターだ。
 背景には「日本の畳がなくなる」という危機感がある。近年、新建材や中国製畳に押され、国内産の9割を占める熊本県のイグサ農家は20年間で10分の1以下の600戸になり、作付けも7分の1に激減した。「日本固有の文化には潜在力がある。イメージを変えたい」とインターネットなどで発信を続けてきた。
 カバン製作もその一環だ。生産農家と協力し寸足らず(長さ1メートル以下)で廃棄される特級のイグサを活用。岡山県産の倉敷帆布に一枚ものの牛革、真ちゅう金具を合わせてデザイン。昨年6月以降、市内の縫製業の友人らと工房を設け、おむつ替え用のゴザが付いたマザーズバッグ(3万450円)を試作したところ、ネット上で40個を完売した。
 今回、三越から催事「受け継がれる日本の手仕事」に出品要請があり、手提げカバン8種や財布、名刺入れ、ベルト、座布団など24種を製作。内装は花柄の布張り、外側は生成りで、使い込むと風合いが出るエコ・デザインで「和装にも合う」と女性客や服飾関係者にも好評だ。
 「残留農薬のない安心安全の素材。日本人のDNAに刻まれている魅力を再認識するきっかけになれば」と青柳さん。三越本館5階で11日まで、カバン・小物を数千円~3万円台で販売している。【武田良敬】
6月8日朝刊

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kentaro aoyagi
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